今日のセカンドオピニオン

たばこを吸わない人も肺気腫に?

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Q 20年前に肺気腫、昨年は間質性肺炎と診断されました。たばこは吸いません。気温の変化や激しい行動でせきがでますが、治りますか?(福岡市、男性、77歳)

A 症状や診断結果を総合すると、「気腫合併肺線維症」の可能性が考えられます。

 肺は人間が生命を維持するうえで欠かせない臓器で、空気の入った袋状の「肺胞」がぶどうの房のように集まって、形作られています。肺胞を形成している壁を「間質」といいます。本来は非常に薄く、表面には毛細血管が網の目のように張りめぐらされ、呼吸によって吸い込まれた酸素と体内の二酸化炭素を交換し、血管を通じて全身に届けます。

 肺胞の壁である間質に何らかの原因で炎症が生じると、壁が厚く硬くなる線維化が起こります。線維化が進むと、肺が硬く膨らみにくくなり、酸素を取り込む肺の機能が低下する間質性肺炎の一種、肺線維症になります。相談者の場合、肺線維症に加え、肺胞の壁が壊れて、一つ一つの房がつながってしまう気腫が重なったと考えられます。肺気腫になると、吸った空気がうまく吐き出せなくなります。

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