
魚を多く食べると、認知症になる可能性を1~2割下げられる。高齢者約1万3000人の追跡調査でこんな結果が得られ、東北大医学部医学科6年の靏蒔(つるまき)望さんたちが先月、「英国栄養学雑誌」に論文として発表しました。魚を食べる量と認知症の関係を調べた追跡調査は、日本で初めてだそうです。
65歳以上の1万3000人を約6年追跡
同大の研究チームは2006年12月、宮城県大崎市の65歳以上の男女に「魚(干物やかまぼこを含む)をどのくらい食べるか」などを聞くアンケートを実施。このうち、研究への協力に同意するなどした1万3102人を、07年4月から12年11月まで5年8カ月にわたって追跡しました。
その結果、全体で1118人が認知症にかかりました。なお認知症発症の確認には、本人の同意を得た上で、介護保険のデータを使ったそうです。
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