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脂肪肝の人は少量飲酒が体によい?

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 少量の飲酒は体に良いと言われるが、脂肪肝の有無でその影響が異なる可能性を示す研究結果が「Biomedical Reports」11月号に掲載された。男性において脂肪肝がある人では少量の飲酒に良い面がある一方で、脂肪肝のない人では高血圧のリスクが高くなるかもしれないという。

 市立福知山市民病院消化器内科の原祐氏らは、定期健康診断の受診者データを基に、少量の飲酒習慣の影響を脂肪肝の有無別に検討した。対象者は2017年1年間の男性の健診受診者2096人から、酒類を1日にアルコール換算で20g(ビールなら約500ml)以上摂取している人や肝炎患者などを除いた1190人。このうち505人(42.4%)が非飲酒者、685人(57.6%)が少量飲酒者で、腹部超音波検査により561人(47.1%)が脂肪肝と判定された。

 まず、非飲酒者と少量飲酒者を単純に比較すると、年齢やBMI、喫煙者率、高血圧の有病率、尿酸値、AST・ALT(肝機能の指標)などは有意差がなかった。脂質異常症やIGT(糖尿病予備群)、脂肪肝、CKD(慢性腎臓病)、MetS(メタボリックシンドローム)の有病率、HbA1c(糖尿病の指標)、Fib-4(肝臓線維化の指標)、および蛋白尿を有する割合などは、少量飲酒群が有意に低かった。定期的な運動習慣の…

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