田代容疑者逮捕 施設創設者の声

和田明美・毎日新聞デジタル編集グループ
  • 文字
  • 印刷
近藤恒夫さん
近藤恒夫さん

 元タレントの田代まさし容疑者(63)が覚せい剤取締法違反(所持)容疑で6日、宮城県警に現行犯逮捕された。同県警は認否は明らかにしていないが、田代容疑者は過去複数回、覚醒剤などの薬物に関する事件で有罪判決を受けており、薬物に関しては同じ人が再び罪を犯すケースが後を絶たない。田代容疑者がスタッフとして活動していた薬物依存症の回復支援施設「日本ダルク」(東京都新宿区)を創設した近藤恒夫さん(現・日本ダルク教育支援財団理事長)に、薬物依存症の特性などについて聞いた。

 「ちょっと社会に出るのが早かったかな」。田代容疑者の逮捕の一報を聞いて、近藤さんはそう思ったという。

 近藤さんによると、田代容疑者は4年ほど前からダルクに通い、依存症からの回復プログラムでの患者同士が話し合うミーティングなどを受けていた。今年に入って、田代容疑者が「生活もあるし、そろそろ仕事を始めたい」と言い、「日本ダルク」のスタッフとして、近藤さんやダルクのメンバーと一緒に各地の講演に行っていた。ほかにも、田代容疑者のファンから声が掛かり、地方などで営業活動をしていたという。

この記事は有料記事です。

残り805文字(全文1279文字)

和田明美

毎日新聞デジタル編集グループ

わだ・あけみ 1992年、毎日新聞入社。東京社会部、静岡、横浜支局、デジタルメディア局、東京・大阪編集制作センターなどを経て現職。依存症などこころの病や、向精神薬など薬の副作用など医療分野をおもに執筆。著書に「やったら、やめられない… 薬物依存をのり越えて」。