
寒い廊下や脱衣所から、熱いお風呂に入ったときに起こりやすい「ヒートショック」対策として、廊下や脱衣所を暖める家が増えています。しかし、家の中では意外なところでも温度差が発生しています。どんな場所、どんな点に注意すればよいでしょうか。
血圧や心拍数の乱高下を防ぐために
ヒートショックは屋内で急激な温度差の影響を受けることで、血圧や心拍数が乱高下し、脳血管障害や心血管障害などを引き起こす要因となります。浴室やトイレなどで起こりやすいことが知られていますが、意外にも同じ居室内でも温度差が発生しています。
暖房をかけているのに座っていると足元が寒い、立ち上がったときに頭のあたりは暖かいのに床が冷たいなどといった経験をしたことはないでしょうか。窓の近くで外気によって冷やされた空気は、床に沿って室内に広がります。冷たい空気は温かい空気よりも重いため、エアコンなどの暖房をつけても、下方に冷気がたまってしまうのです。
この記事は有料記事です。
残り950文字(全文1357文字)
投稿にはログインが必要です。
連載:医療・健康Tips
- 前の記事
- 自分で改善できる? 女性の尿トラブル
- 次の記事
- 胃炎に正しく対処を
注目コンテンツ