多民族時代の健康パスポート

異国の人と働くコツは「浦島太郎」と「ワンチーム」

濱田篤郎・東京医科大学教授
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ラグビーW杯日本大会のスコットランド戦後、チームソング「ビクトリーロード」を歌う日本の選手たち=横浜・日産スタジアムで2019年10月13日、藤井達也撮影
ラグビーW杯日本大会のスコットランド戦後、チームソング「ビクトリーロード」を歌う日本の選手たち=横浜・日産スタジアムで2019年10月13日、藤井達也撮影

 仕事で海外に駐在する日本人の数は年々増加しており、最近では家族も含めて約90万人といわれています。また、日本で働く外国人労働者の数も急増しており、2018年は140万人を突破しました。このように異国で働く人々にとっては、メンタル面の不調が大きな健康問題になっています。うつ病や適応障害などをおこして帰国するケースも少なくないのです。こうした異国でのメンタル疾患を予防する方法として、先日のラグビー・ワールドカップで日本チームを躍進させた「ワンチーム」という考え方を紹介します。

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濱田篤郎

東京医科大学教授

はまだ・あつお 1981年、東京慈恵会医科大学卒業。84~86年に米国Case Western Reserve大学に留学し、熱帯感染症学と渡航医学を修得する。帰国後、東京慈恵会医科大学・熱帯医学教室講師を経て、2005年9月~10年3月は労働者健康福祉機構・海外勤務健康管理センター所長代理を務めた。10年7月から東京医科大学教授、東京医科大学病院渡航者医療センター部長に就任。海外勤務者や海外旅行者の診療にあたりながら、国や東京都などの感染症対策事業に携わる。11年8月~16年7月には日本渡航医学会理事長を務めた。著書に「旅と病の三千年史」(文春新書)、「世界一病気に狙われている日本人」(講談社+α新書)、「歴史を変えた旅と病」(講談社+α文庫)、「新疫病流行記」(バジリコ)、「海外健康生活Q&A」(経団連出版)など。19年3月まで「旅と病の歴史地図」を執筆した。