実践!感染症講義 -命を救う5分の知識-

HIV陽性者の「日ごろのケア」を担う総合診療医

谷口恭・太融寺町谷口医院院長
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「世界エイズデーイベント」で点灯された「レッドリボンツリー」=東京・JR新宿駅東口で1999年
「世界エイズデーイベント」で点灯された「レッドリボンツリー」=東京・JR新宿駅東口で1999年

エイズという病を知っていますか?(21)

 きょう12月1日は世界保健機関(WHO)が定める「世界エイズデー」(World AIDS Day)です。たくさんの病気がある中で、WHOが「世界の日」を設けている疾患は限られ、その一つであるエイズは、それだけ世界が一丸となって取り組んでいかなければならない疾患なのです。世界エイズデーのページには「HIV/AIDSの意識を高めることを目的とする」という文言があります。この連載では、前々回はHIV(エイズウイルス)治療の新たな常識である「U=U」について説明し、前回は日本では普及していない「PrEP/PEP(暴露前・暴露後予防)」について述べました。今回は、先日の「日本エイズ学会」で私が発表した「HIVは、エイズ専門医だけでなく総合診療医が診るべきだ」という内容を紹介したいと思います。

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谷口恭

太融寺町谷口医院院長

たにぐち・やすし 1968年三重県上野市(現・伊賀市)生まれ。91年関西学院大学社会学部卒業。4年間の商社勤務を経た後、大阪市立大学医学部入学。研修医を終了後、タイ国のエイズホスピスで医療ボランティアに従事。同ホスピスでボランティア医師として活躍していた欧米の総合診療医(プライマリ・ケア医)に影響を受け、帰国後大阪市立大学医学部総合診療センターに所属。その後現職。大阪市立大学医学部附属病院総合診療センター非常勤講師、主にタイ国のエイズ孤児やエイズ患者を支援するNPO法人GINA(ジーナ)代表も務める。日本プライマリ・ケア連合学会指導医。日本医師会認定産業医。労働衛生コンサルタント。主な書籍に、「今そこにあるタイのエイズ日本のエイズ」(文芸社)、「偏差値40からの医学部再受験」(エール出版社)、「医学部六年間の真実」(エール出版社)など。太融寺町谷口医院ウェブサイト