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そのしびれ 放置していませんか? 頸肩腕障害

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 頸肩腕障害は、パソコン入力に代表されるような、長時間、同一姿勢で行う作業など仕事に起因する長期的な痛みやしびれ、その他の症状の総称です。一部の筋肉だけを継続的に使う作業や、狭い場所や無理な体勢での長時間の作業も原因になります。

 症状は首周辺から肩、腕、手や手首などのコリやだるさからはじまり、長期間続くうちに痛みやしびれを感じるようになります。少し休んだりもみほぐしたりして一時的に回復しても、すぐ症状が戻るようになっていくのが特徴。さらに悪化すると、症状が背中から腰、下半身にまで広がったり、倦怠(けんたい)感や頭痛、不眠、うつ症状などにつながることもあります。

 体を動かすと筋肉が緩んで血流がよくなり、全身の機能が活性化しますが、反対に、長時間じっとしていると血流は悪くなり、筋肉も萎縮していきます。

 例えば、腕や手指などの小さな筋肉をフルに使いながら、座りっぱなしで足の筋肉はほとんど固定されたままといった作業は、筋肉の使い方としては非常にアンバランスで血液の循環が滞りがちになります。肩周辺の筋肉も動かないため、僧帽筋や胸鎖乳突筋などが徐々に硬くうっ血し、痛みやコリ、しびれが出てくるのです。さらに、必要な酸素や栄養素も充分に供給されなくなり、疲労物質がたまってさまざまな不調の原因になります。

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