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「優秀な子」 受精卵の遺伝子操作でできる?

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マウスの受精卵を使ってゲノム編集作業を行う研究員=大阪大で
マウスの受精卵を使ってゲノム編集作業を行う研究員=大阪大で

 受精卵の段階で遺伝子を操作して、親が望むような外見や資質を備えた「デザイナーベビー」を誕生させることは可能なのか――。ヘブライ大学(イスラエル)のShai Carmi氏らはこのほど、その実現はほど遠いとする研究結果を、「Cell」11月21日オンライン版に発表した。

知能指数や身長には「未知の遺伝子変異」が関係

 体外受精(IVF)や、胚(受精卵)のスクリーニング(ふるい分け)などの生殖技術が急速に進み、高度な遺伝子編集技術が登場したことで、身長や知能指数(IQ)などの特性についても胚を選別できる可能性が示唆されている。このような技術により、親が望むような容姿や才能を持たせるように遺伝子改変した子どもを誕生させることが現実味を帯びてきたが、胚スクリーニングの結果は不明で、倫理的な批判も大きい。

 そうした中、2018年には、中国の研究者らが、「CRISPR(クリスパー)」と呼ばれる遺伝子編集技…

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