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うつ病のリスク 運動で低くなる?

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 うつ病を発症するリスクが遺伝的に高くても、運動することで予防効果が得られる可能性があることが、米マサチューセッツ総合病院精神科および米ハーバード大学T.H.チャン公衆衛生大学院に所属するKarmel Choi氏らの研究から明らかになった。週4時間の運動で、新たにうつ病を発症するリスクは17%低下することが分かったという。研究の詳細は「Depression and Anxiety」11月15日オンライン版に掲載された。

 この研究は、大規模な前向き研究である「英国バイオバンク」に参加した成人7968人の遺伝データを分析したもの。電子カルテと生活習慣に関する質問票調査への回答も用いて、うつ病の遺伝的リスク別に、身体活動と将来の発症リスク低減との関連を調べた。

 その結果、うつ病になりやすい遺伝的素因を有する人は、調査開始から2年以内にうつ病と診断される可能性が高かった。一方、研究開始時点の身体活動レベルが高い人ほど、うつ病になりにくいことも分かった。このような運動による保護効果は遺伝的リスクが最も高い群でも、身体活動レベルが高いほどうつ病リスクは低減することが明らかになった。

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