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うつ病と間違われる認知症(下) 前向きに過ごし改善

レビー小体型認知症と診断された後の受け止め方などについて講演する樋口直美さん=横浜市港北区の慶応大学日吉キャンパスで2017年11月25日、関佳子さん撮影
レビー小体型認知症と診断された後の受け止め方などについて講演する樋口直美さん=横浜市港北区の慶応大学日吉キャンパスで2017年11月25日、関佳子さん撮影

 人や虫などの「幻視」が見えたり、歩行が難しくなるパーキンソン症状などが特徴のレビー小体型認知症(DLB)。その治療は、どのように行われているのか。DLB患者の樋口直美さん(57)=千葉県=や、DLBの臨床研究に取り組む金沢大学大学院の山田正仁教授(脳老化・神経病態学)らに実情を聞いた。

◇抗認知症薬で幻視が改善

 誤診によるうつ病治療に苦しめられた後、6年前にDLBと診断された樋口さん。幻視のほかに、不定愁訴のような倦怠(けんたい)感で動けなくなったり、頭がぼわーんとして思考が停止してしまったりする症状に苦しんでいた。抗認知症薬を少しずつ増やしていくと、意欲が湧いて活動的になり、幻視も激減するという効果が表れた。

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