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作り笑顔が消えなくなる……スマイル仮面症候群

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 社会生活を円滑にするために誰もがする「作り笑顔」。でも、無理に笑顔を続けているうちに、家でも外でも作り笑顔が消えなくなる人もいます。それは、「スマイル仮面症候群」というストレスによる症状かもしれません。「笑顔の仮面」がはずれず、心身に負担がかかっているのです。

誰もが本心を隠す「仮面」を持つ

 私たちは、誰もが社会の中で何らかの「役割」を持っています。学生としての役割、友だちとしての役割、部下や上司としての役割、仕事のプロとしての役割など、人によってさまざまです。何かの役割になりきるためには、本来の自分とは別の自分になる必要があります。精神分析学では、それを「ペルソナ」(=仮面)という言葉で表現することがあります。

 私たちの心にはもともと、本能のまま、欲求のままに動きたいという衝動があり、その衝動を自我が抑え込んでいます。自我が作り出した「仮面」をかぶり、さまざまな役割になりきることで、私たちは円滑に社会生活を営むことができているのです。

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