知ってほしい「認知症の大事な話」

2週間の断酒で「認知症状態」から回復した高齢者

小田陽彦・ひょうごこころの医療センター認知症疾患医療センター長
  • 文字
  • 印刷
 
 

 明けましておめでとうございます。新年で、お酒を楽しんでいらっしゃる方が多いことでしょう。今回は「お酒と認知症」のお話をします。認知症の患者さんをみる医師としては、「お酒の飲み過ぎで脳が萎縮し、認知症のような状態になる」方がいることを知ってほしいと思います。そして、お酒で起きた「認知症のような状態」は、薬では治りません。一方、お酒をやめることで、よくなる方は多いのです。

この記事は有料記事です。

残り3376文字(全文3564文字)

小田陽彦

ひょうごこころの医療センター認知症疾患医療センター長

おだ・はるひこ 1977年、兵庫県西宮市出身。兵庫県立ひょうごこころの医療センター精神科医師。神戸大学医学部卒。医学博士。神戸大学医学部精神科助教、兵庫県立姫路循環器病センター等を経て2017年4月より現職。日本精神神経学会専門医・指導医。日本老年精神医学会専門医・指導医・評議員。著書に「科学的認知症診療」(シーニュ社、2018)