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入院より安くて治療成績がよい「在宅医療」

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 近年、昔ながらの往診にとどまらず、病院と同レベルの医療を在宅でも受けられるようになりつつある。そうした中、病院よりも在宅の方が医療費を抑えられるだけでなく、再入院の抑制にもつながることが、米ブリガム・アンド・ウイメンズ病院のDavid Levine氏らが実施した小規模なランダム化比較試験(RCT)の結果から示された。この研究結果は「Annals of Internal Medicine」12月17日オンライン版に発表された。

 今回、Levine氏らが報告した臨床試験は、米国で病院レベルの在宅医療プログラムについて検討したRCTとしては初めてのものだ。救急外来を受診した患者のうち、感染症や喘息、心不全や肺気腫の悪化など一定の条件を満たした患者91人を対象に、インフォームドコンセントを得た上で、病院と同レベルのケアを行う「ホスピタル・アット・ホーム」と呼ばれる在宅プログラムを行う群(43人)または入院治療を行う群(48人)にランダムに割り付けた。

 なお、Levine氏によると、今回の試験で在宅プログラムに割り付けられた患者は、これらの疾患の確定診断を受けた者に限定した。また、ある程度は自立して歩行でき、ベッドから寝室のトイレまで移動するのに介助者は1人しか必要としない患者のみを対象としたという。

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