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脳腫瘍の一種、グリオーマとは

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 脳腫瘍の25~30%を占める神経膠腫(しんけいこうしゅ)の治療では、手術が第一選択です。手術中の病理検査で腫瘍のタイプを特定後に、放射線・化学療法による治療方針が決まります。神経膠腫とはどんな脳腫瘍なのでしょうか。

神経伝達を保護する細胞から発生 

 神経膠腫は脳腫瘍の1つでグリオーマとも呼ばれています。脳の神経細胞ニューロンの神経伝達を保護する神経膠細胞(グリア細胞)から発生する腫瘍で、脳の腫瘍の約25~30%を占めており、日本では年間約4000~5000人が発症しています。

 神経膠腫には数種類あり、手術中の病理検査によって特定されます。神経膠腫は大きく、星細胞腫系と乏突起膠腫系(ぼうとっきこうしゅけい)に分けられます。星細胞腫系の中で最も多い「びまん性星細胞腫」は、成人男性の前頭葉、側頭葉、頭頂葉に好発しますが、小児では脳幹に発生することもあります。乏突起膠腫系の中の「乏突起膠腫」は、主に20~50歳代に多く、前頭葉と大脳皮質に好発します。

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