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よくならない「むちうち症」に効果を示す治療とは

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 交通事故などで患者数の多い「むちうち症」。正式には「外傷性頸(けい)部症候群」と呼ばれます。頸部の障害が治ったあとでも全身の症状が残る難治性の症例も少なくありません。そんな不定愁訴に効果を発揮するという治療の研究結果が、イギリスの論文誌に発表されました。

全身に及ぶさまざまな後遺症

 むちうち症は、いわば頸部のねんざともいうべき病態です。一般的にねんざの場合、多くは1カ月前後の安静や消炎鎮痛薬での治療で治癒しますが、むちうち症では症状が残り、長期にわたって悩む患者さんも少なくありません。

 しかも肩こり、頭痛、めまい、動悸(どうき)、胃腸障害、冷え症、倦怠(けんたい)感など、頸部だけでなく、全身に及ぶさまざまな症状が後遺症としてあらわれるといいます。本人しかわからない、長引く症状のために、不眠、うつ、イライラ感や不安など、精神的な症状を引き起こすこともめずらしくありません。

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