医療プレミア特集

「新型肺炎」のリスクと対策 専門家に聞く

医療プレミア編集部
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新型コロナウイルスの感染者が初めて確認された北京で、マスクを身につけた旅行客=20日、AP
新型コロナウイルスの感染者が初めて確認された北京で、マスクを身につけた旅行客=20日、AP

 政府は21日、新型コロナウイルスによる肺炎の対策を協議する関係閣僚会議を開いた。中国・武漢に加え、上海からの入国者に、体調や薬の服用状況の申告を呼びかけるカードを配る。武漢から来た人には、入国前に症状の有無や日本国内での連絡先を尋ねる質問票に記入してもらうなど、水際対策を徹底する方針を決めた。中国では専門家チームが「ヒトからヒトへの感染」を確認したと公表したことを受け、感染拡大の不安が広がる中、輸入感染症の治療に従事してきた国立国際医療研究センターの忽那賢志医師に、現時点のリスク評価と必要な対策を聞いた。【くらし医療部・金秀蓮】

 Q 中国の専門家が「ヒトからヒトへの感染が認められた」と明言した。中国国内での感染の広がり方からどのようなことがわかるか

 A 新型肺炎が確認された当初は一つの海鮮市場との関連が強く、ヒトからヒトへの感染という話はあまりなかった。それから家族内の夫婦感染が認められ、日本国内で確認された患者も市場へ行っていないが、中国で肺炎と診断された父親と一緒にいたことがわかっている。海鮮市場に行っていない人でも感染していることから、濃厚接触によるヒトからヒトへの感染の可能性が高まった。中国国内の一部では、武漢に行った人と接触した人…

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