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髪の毛を抜いてしまう抜毛症 慢性化で強迫性障害も

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 退屈しているとき、イライラしたとき、何気なく自分の髪の毛を引き抜いてしまうのが癖で、部分的に髪が薄くなってしまった……それは「抜毛症」という心の病気です。慢性化して抜かない方がよいとわかっていてもやめられない場合は、強迫性障害も疑われるので注意が必要です。

つい自分の体毛を引き抜いてしまう

 抜毛症とは、繰り返し体毛を抜くことがクセになってしまい、他人にもわかるくらいに毛が薄くなる慢性疾患です。患者のなかには、退屈を紛らわすために「なんとなく」毛を抜いている人も少なくありませんが、抜毛症は一種の心の病気と捉えられています。多くの場合は髪の毛を抜きますが、眉毛や、男性であればひげを抜くケースなどもみられます。

 脱毛に関する精神疾患に、ストレスで自然に毛髪が抜ける「円形脱毛症」がありますが、脱毛している部分を見ると区別がつきます。円形脱毛症などによって自然に毛が抜けた後の頭皮には異常はありませんが、抜毛症では自分で毛を引き抜いているため、毛穴や周辺の皮膚が赤くなっています。また、円形脱毛症では丸い形に毛が抜けますが、抜毛症の場合は不規則な形になります。

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