医療プレミア特集

新型コロナウイルス 五つの疑問

高木昭午・毎日新聞医療プレミア編集部
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中国・武漢からの帰国者を乗せた日本政府のチャーター機第2便が到着後、羽田空港を出る救急車の列=東京都大田区で2020年1月30日午後0時3分、丸山博撮影
中国・武漢からの帰国者を乗せた日本政府のチャーター機第2便が到着後、羽田空港を出る救急車の列=東京都大田区で2020年1月30日午後0時3分、丸山博撮影

 中国・武漢市で見つかった新型コロナウイルスの感染が、中国では急速に広がっている。日本でも武漢市からの旅行者や帰国者を中心に感染者が出始めた。ただ、この病気には謎が多い。どの程度うつりやすいのか。かかって死ぬ率はどうか。実は感染者数さえはっきりしない。現状で分かること、分からないことをまとめた。

感染者数は?

 中国では、新型コロナウイルスの感染者数が、うなぎ登りに増えている。中国政府の発表によると、1月11日には「感染者41人、死者1人」だったのが、23日には500人を超えて「感染者571人、死者17人」。2日後の25日には1000人を超え「感染者1287人、死者41人」になった。さらに30日の発表では「感染者7711人、死者170人」だ。特に今週は増加が激しく、30日の感染者は前日より1700人以上増えた。

 その上に「実際の感染者はもっと多い」という推計を、専門家たちが次々と発表している。

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高木昭午

毎日新聞医療プレミア編集部

たかぎ・しょうご 1966年生まれ。88年毎日新聞社入社。94年から東京、大阪両本社科学環境部、東京本社社会部などで医療や原発などを取材。つくば支局長、柏崎通信部などを経て、17年に東京本社特別報道グループ、18年4月から医療プレミア編集部記者。