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子どもの行動は「腸内細菌」と関係ある?

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 学齢期の子どもの行動上の問題には、腸内細菌が関与している可能性があることが、米オレゴン州立大学微生物学准教授のThomas Sharpton氏らによる研究で示唆された。行動上の問題を抱える子どもと問題がない子どもとでは、腸内細菌叢の組成に違いが見られたという。一方、このような腸内細菌叢の違いには、食べ物だけが影響するわけではないことも示された。研究結果の詳細は「mBio」1月21日オンライン版に掲載された。

 Sharpton氏らは、子どもの行動と腸内細菌叢の関係を調べるため、5~7歳の40人の小児から採取した便検体を分析し、腸内細菌叢の組成を調べた。その結果、腸内細菌叢の組成は学齢期の子どもの行動と強く関連することが分かった。

 また、家族と強いきずなで結ばれている子どもと、家族とのきずなが弱い子どもでは、腸内細菌叢に違いが見られることも明らかになった。このことから、Sharpton氏らは「腸内細菌と子どもの行動との関連には、家族との関係が大きく影響する可能性が示された」としている。

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