医療プレミア特集

カフェイン中毒 「入り口はエナジードリンク」

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国立精神・神経医療研究センターの松本俊彦薬物依存研究部長
国立精神・神経医療研究センターの松本俊彦薬物依存研究部長

 眠気・だるさを解消する薬のカフェイン錠剤で中毒となる若者が近年急増していることが日本中毒学会などの調査で分かった。なぜ、カフェイン乱用者が増えるのか。20代を中心に若者に多い背景は何か。市販薬の依存症に詳しい国立精神・神経医療研究センター薬物依存研究部の松本俊彦部長らに聞いた。

符合する「普及と患者急増」

 日本中毒学会の調べでは、全国の救急センター38施設に搬送されたカフェイン中毒患者は、2011年度10人、12年度5人、13年度24人、14年度25人、15年度37人で、13年度から急増している。

 背景には、若者向けに開発されたカフェインを含む「エナジードリンク」の普及も指摘されている。アサヒ飲…

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