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子ども時代に虐待されると高齢期に医療費が増える

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 子ども時代(15歳まで)に虐待を受けた人は、高齢になってからの医療費が、1年当たりで11万円以上高いとする推計が、「JAMA Network Open」1月8日オンライン版に掲載された。日本全体では、年総額約3330億円の医療費増につながっているという。

高齢者約1000人を調査

 東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科国際健康推進医学分野の伊角彩氏らは、日本老年学的評価研究(JAGES)のデータと健診および診療報酬請求データを用いて、高齢者の医療費を、子ども時代の被虐体験の有無で比較検討した。研究対象はJAGESに参加している、ある政令指定都市の、要介護認定を受けていない65~75歳の住民のうち、子ども時代の被虐体験に関する質問に回答した978人(平均年齢70.6±2.9歳、うち男性が43.6%)。

 子ども時代の被虐体験は、家庭内暴力の目撃、身体的虐待、心理的ネグレクト、心理的虐待の4項目を評価し…

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