医療・健康Tips

つらいめまい 自宅でできる治療とは

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 つらいめまいをともなうメニエール病の治療法のひとつである「中耳加圧治療」が、2018年に保険適用となりました。難治性のメニエール病は手術で対応する選択肢もありますが、中耳加圧治療により、体に負担をかけず効果的な治療の選択が可能になりました。

 耳の奥には、内耳という部分があります。内耳には、聴覚を司る蝸牛(かぎゅう)と平衡感覚を司る半規管などがあり、その内部は外リンパ液と内リンパ液で満たされています。それぞれのリンパ液は成分が違い、とくに内リンパ液は、体のリンパ液とはその組成が大きく異なります。メニエール病は、ストレスなど何らかの理由で、内耳の内リンパ液が過剰になってしまい内リンパ水腫を生じることで、内耳機能に異常をきたし、めまいや耳鳴りなどの症状が現れる病気です。

 治療は、症状や重症度によって、めまいを抑える内服薬、内耳の血液の循環を促す点滴のほか、抗不安薬や利尿薬、ビタミン剤などを合わせて、症状を抑える保存的治療が行われます。また、発症の背景にあるとされているストレス、疲労、睡眠不足などを改善するために、日常生活の見直しも重要とされています。

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