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アトピーの重症度がわかるTARC検査とは

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 アトピー性皮膚炎は、再発を繰り返しやすい皮膚病です。TARC検査は、アトピー性皮膚炎の治療状況を、皮膚の症状の見た目ではなく、数値によって判断します。

悪くなったり良くなったりを繰り返すアトピー性皮膚炎

 アトピー性皮膚炎は、アトピー素因(アレルギーを起こしやすい体質)があり、複数の環境要因が重なることで発症する病気です。皮膚のバリア機能が低下し、かゆみをともなう湿疹ができます。悪化要因として、食べ物・ダニ・ほこり・カビなどのアレルゲンのほか、自身の汗や化粧品、疲れやストレスなど、さまざまなものがあげられ、個人差があります。また、悪くなったり良くなったりを繰り返すことも、アトピー性皮膚炎の大きな特徴です。

 治療にあたり、まずは状態を把握するための血液検査が行われます。アトピー性皮膚炎特有の検査として、TARC(Thymus and activation regulated chemokine)という物質の血清中の量をみます。TARC値が高いときには重症度が高く、低くなれば良いと判断されます。さらに、特異的IgE抗体を検査し、ダニやカビなど、アレルゲンによる悪化の要因を検討します。

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