医療プレミア特集

新型肺炎 SARSから学んだ香港 現地看護師に聞く

医療プレミア編集部
  • 文字
  • 印刷
国境なき医師団のメンバーで看護師のカリン・ハスターさん=国境なき医師団提供
国境なき医師団のメンバーで看護師のカリン・ハスターさん=国境なき医師団提供

 中国では新型コロナウイルスによる感染症(COVID-19)の収束が見えない。「1国2制度」が適用されている香港の状況について、現地で活動する「国境なき医師団」のメンバーで看護師のカリン・ハスターさんに話を聞いた。【科学環境部・信田真由美】

 私たちのチームは1月30日に香港で活動を始めました。メンバー6人のとても小さなチームです。私はアメリカから来て、現在、香港での活動の取りまとめをしています。ここで(今回の新型肺炎について)人々が恐れているのを目の当たりにしました。テレビやラジオをつければ、絶えずこの感染症について語られています。知られていない新しい病気が広がったのですから、恐怖やパニックが生じるのはごく自然なことです。

 私たちは香港の「国境なき医師団」事務所のスタッフと仕事をしています。ボランティアにも参加してもらっています。必要なメッセージを最も効率的に伝えるには、そのコミュニティーにいる人々から直接届けられる必要があると信じています。ですから私たちは、メッセージを伝える作業は香港人のスタッフにやってもらっています。もちろん専門的な知識を教えることもありますが、香港出身の人や香港に住んでいる人がカウンセリング…

この記事は有料記事です。

残り1273文字(全文1788文字)

医療プレミア編集部

毎日新聞医療プレミア編集部は、国内外の医師、研究者、ジャーナリストとのネットワークを生かし、日々の生活に役立ち、知的好奇心を刺激する医療・健康情報をお届けします。