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女の子の思春期 昔より1年早く

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 乳房の発育に関する世界各国のデータによると、1970年代の女児と比べて現代の女児は、思春期を迎えるのが1年ほど早いという。女児では乳房の発育が思春期の始まりとされるが、今回、コペンハーゲン大学病院(デンマーク)のAlexander Busch氏らが30件の研究データを統合して解析した結果、乳房の発育が見られる年齢が、1977~2013年にかけて、10年当たり平均3カ月ずつ低下していたことが分かった。この研究の詳細は「JAMA Pediatrics」2月10日オンライン版に発表された。

 Busch氏は「早期の乳房発育が女性の生涯にわたる健康に与える影響に関する研究は多くはない」と話し、女児の思春期開始年齢が低年齢化しつつあることに、どのような医学的意義があるのかは不明だとしている。ただし、思春期に現れる最後の体の変化である月経の早期の発現は、肥満や2型糖尿病、心疾患、アレルギー性疾患のリスク上昇に関連することが示されているという。

 Busch氏らは、2019年6月までに公表された、乳房の発育を指標に思春期の開始年齢を調べた医学論文3,602件の中から、基準を満たした30件の論文を抽出し、それらの研究データを統合して解析した。その結果、乳房の発育が始まる年齢は過去40年にわたって、10年ごとに0.24年(約3カ月)のペースで低下していることが明らかになった。早期の乳房発育が見られる平均年齢は、欧州で10~11歳、中東で10歳…

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