ボストン発 ウェルエイジング実践術

新型コロナ 感染者急増の米国で検査に遅れ

大西睦子・内科医
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「コロナショック」などで低下する米国のマーケット指標を示す街頭ディスプレー=東京都中央区で2020年3月4日午前9時22分、北山夏帆撮影
「コロナショック」などで低下する米国のマーケット指標を示す街頭ディスプレー=東京都中央区で2020年3月4日午前9時22分、北山夏帆撮影

 新型コロナウイルスの感染は、米国でも広まりつつあります。米政府の疾病対策センター(CDC)は3月12日に、11日現在の感染者数を1215人、死者は36人としています。ほかにクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」に乗っていた感染者が46人、中国から帰国した感染者が3人います。特に、ここ数日で急激に感染者が増えています。私が暮らす米ボストンでは10日、ハーバード大とマサチューセッツ工科大が授業をすべてオンラインに変更し、学生寮を閉鎖するため学生は15日までに出るように、と発表しました。ただし多くの専門家は「新型コロナウイルスは何週間も米国で流行している。適切に検査していなかったため、検出されなかった」と考えています。一体、米国で何が起こっているのでしょうか。

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大西睦子

内科医

おおにし・むつこ 内科医師、米国ボストン在住、医学博士。東京女子医科大学卒業後、同血液内科入局。国立がんセンター、東京大学医学部付属病院血液・腫瘍内科にて造血幹細胞移植の臨床研究に従事。2007年4月より、ボストンのダナ・ファーバー癌研究所に留学し、ライフスタイルや食生活と病気の発生を疫学的に研究。08年4月から13年12月末まで、ハーバード大学で、肥満や老化などに関する研究に従事。ハーバード大学学部長賞を2度授与。現在、星槎グループ医療・教育未来創生研究所ボストン支部の研究員として、日米共同研究を進めている。著書に、「カロリーゼロにだまされるな――本当は怖い人工甘味料の裏側」(ダイヤモンド社)、「『カロリーゼロ』はかえって太る!」(講談社+α新書)、「健康でいたければ『それ』は食べるな」(朝日新聞出版)。