医療プレミア特集

性暴力の被害を埋もれさせないために

堀本江美・ブロッサム苗穂レディスクリニック院長
  • 文字
  • 印刷
 
 

 性暴力の根絶を求める人々のフラワーデモが各地に広がりを見せる中で迎えた今年の国際女性デー。そこで語られた被害は何年も前に遡るものも多く、表面化するのは氷山の一角に過ぎないことを示す。ブロッサム苗穂レディスクリニック院長、堀本江美さんの提言の2回目は韓国の制度に学ぶ証拠保全の取り組みを紹介する。

 性暴力被害者は泣き寝入りすることが多い。警察に届け出ないばかりか誰にも言えず、数十年間秘密にされることもある。加害者は捜査の対象にならないので逮捕もされない、罰も受けない、更生の機会もない。野放しにされるために次の被害者が発生する。韓国での視察と北海道内での活動をもとに、病院拠点型ワンストップセンターの拡充を提案したい。

この記事は有料記事です。

残り3692文字(全文4002文字)