無難に生きる方法論

新型コロナ対策で忘れてはいけないケア

石蔵文信・大阪大学招へい教授
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夕暮れ時、横浜港に停泊するクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」(右下)=2020年2月20日、本社ヘリから
夕暮れ時、横浜港に停泊するクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」(右下)=2020年2月20日、本社ヘリから

 新型コロナウイルスが東アジアだけでなく世界各地にまん延し、ついに世界保健機関(WHO)はパンデミック宣言を出しました。最初は世界中がパニックに陥っていたのですが、次第にその正体が明らかになってきています。早くも中国では制圧宣言が出され、韓国や日本でも冷静な対応になりつつあります。今は欧米がパニック状態です。

 今までのデータから新型コロナウイルスの感染力は強く、特に若者に広がっているようです。韓国のデータでは感染者の約3割が20歳代ということです。しかし、高齢者や持病のある方以外の致死率はそれほど高くないようです。社会全体の活動を止めるより、致死率の高い高齢者や持病がある方に重点的な配慮をする方が効率的かもしれません。

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石蔵文信

大阪大学招へい教授

いしくら・ふみのぶ 1955年京都生まれ。三重大学医学部卒業後、国立循環器病センター医師、大阪厚生年金病院内科医長、大阪警察病院循環器科医長、米国メイヨー・クリニック・リサーチフェロー、大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻准教授などを経て、2013年4月から17年3月まで大阪樟蔭女子大学教授、17年4月から大阪大学人間科学研究科未来共創センター招へい教授。循環器内科が専門だが、早くから心療内科の領域も手がけ、特に中高年のメンタルケア、うつ病治療に積極的に取り組む。01年には全国でも先駆けとなる「男性更年期外来」を大阪市内で開設、性機能障害の治療も専門的に行う(眼科イシクラクリニック)。夫の言動への不平や不満がストレスとなって妻の体に不調が生じる状態を「夫源病」と命名し、話題を呼ぶ。また60歳を過ぎて初めて包丁を持つ男性のための「男のええ加減料理」の提唱、自転車をこいで発電しエネルギー源とする可能性を探る「日本原始力発電所協会」の設立など、ジャンルを超えたユニークな活動で知られる。「妻の病気の9割は夫がつくる」「なぜ妻は、夫のやることなすこと気に食わないのか エイリアン妻と共生するための15の戦略」など著書多数。