
日本産科婦人科学会の調査では、2017年に不妊治療の体外受精で誕生した子は5万6617人で、過去最高を記録した。この年に生まれた子どものおよそ16人に1人にあたる。世界初の体外受精児が英国で誕生したのは1978年。日本では、その5年後の83年に東北大で国内1例目の体外受精児が誕生し、いまや体外受精などの生殖補助医療で生まれる子は珍しくなくなった。どのような状態を不妊といい、どのような原因があるのだろうか。『生殖医療の衝撃』(講談社現代新書)などの著書がある埼玉医科大学産婦人科教授の石原理さんが解説する。
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連載:いきいき女性の健康ノート
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