実践!感染症講義 -命を救う5分の知識-

新型コロナ 医師が勧める解熱剤は?

谷口恭・太融寺町谷口医院院長
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 新型コロナウイルスが問題になっていても、マスクは必ずしも必要なく、私自身が日ごろマスクをしていないことは何度か述べました。最近、「マスクだけでなく消毒用のアルコールも品切れしている」という話を聞きました。結論から言えば、手指の消毒用アルコールはたしかにあれば便利ですが、なくても問題ありません。通信販売で高値で取引されているようですが、そんなものに大金を使うのは、ばからしいだけです。今回は、適切な手洗いやうがいの方法について話し、さらに、新型コロナのことも考えた解熱剤の使い方を説明します。

 手洗いについては、2015年に書いたコラム「手洗いの“常識”ウソ・ホント」で重要なことは既に述べています。そこで、新型コロナウイルスにターゲットを絞った効果的な手洗いを確認していきましょう。

 そのコラムで述べたように、手洗いに必要なのは水道水と、せっけんです。過去のコラム(「うがいの“常識”ウソ・ホント」)にも述べたように、日本は水道水がとてもきれいな国です。ちなみに水道水が飲める国というのは数えるほどしかありません。そのきれいな水を使って時間をかけて洗うのは何よりもすぐれた手洗いの方法です。せっけんがあれば、なおいいわけですが、いつもあるとは限りません。しかし、例えば公衆トイレなど…

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谷口恭

太融寺町谷口医院院長

たにぐち・やすし 1968年三重県上野市(現・伊賀市)生まれ。91年関西学院大学社会学部卒業。4年間の商社勤務を経た後、大阪市立大学医学部入学。研修医を終了後、タイ国のエイズホスピスで医療ボランティアに従事。同ホスピスでボランティア医師として活躍していた欧米の総合診療医(プライマリ・ケア医)に影響を受け、帰国後大阪市立大学医学部総合診療センターに所属。その後現職。大阪市立大学医学部附属病院総合診療センター非常勤講師、主にタイ国のエイズ孤児やエイズ患者を支援するNPO法人GINA(ジーナ)代表も務める。日本プライマリ・ケア連合学会指導医。日本医師会認定産業医。労働衛生コンサルタント。主な書籍に、「今そこにあるタイのエイズ日本のエイズ」(文芸社)、「偏差値40からの医学部再受験」(エール出版社)、「医学部六年間の真実」(エール出版社)など。太融寺町谷口医院ウェブサイト