医療プレミア特集

新型コロナ 日本も機器不足に 専門家の警鐘

医療プレミア編集部
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職員が新型コロナウイルスに感染し消毒のため閉鎖された千種区役所=名古屋市千種区で2020年3月31日、兵藤公治撮影
職員が新型コロナウイルスに感染し消毒のため閉鎖された千種区役所=名古屋市千種区で2020年3月31日、兵藤公治撮影

 流行50日目には1日の新規感染者数が5414人、流行62日目には重篤患者が1096人に上る--。日本のある特定地域(人口10万人)で、欧州で起きているような大規模流行になった場合を想定し、政府専門家会議が提言(3月19日付)で示した数字だ。人口10万人あたり使用可能な人工呼吸器台数の限界を40日程度で超え、その後は十分な治療ができない患者であふれかえる状況が想像できる。この衝撃的な数字をあえて示した理由は何なのか。厚生労働省のクラスター(集団感染)対策班で国内感染状況の分析に当たる西浦博・北海道大教授(理論疫学)に真意を尋ねた。【聞き手 くらし医療部・金秀蓮、3月25日取材】

 --専門家会議の資料では、人工呼吸器台数のキャパシティーを実線で引き、患者数の増え方をグラフで示されました。このグラフを載せた理由を教えてください。

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