実践!感染症講義 -命を救う5分の知識-

新型コロナ 韓国は「私生活保護より感染抑制」

谷口恭・太融寺町谷口医院院長
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韓国・仁川空港で、出国者が発熱していないかをチェックする職員=2020年3月6日、坂口裕彦撮影
韓国・仁川空港で、出国者が発熱していないかをチェックする職員=2020年3月6日、坂口裕彦撮影

 新型コロナウイルスへの日本の対策はうまくいっているのでしょうか。過去のコラム「新型コロナ 克服のカギは『絆と譲り合い』」で、日本は他国に比べ比較的早い時期に感染者、さらに死亡者の報告があったにもかかわらず、その後死亡者数がさほど増加していないことから、現時点での日本の対策は悪くはないという意見を述べました。

 一方、そのコラムで指摘したように日本の感染者数が少なくみえるのは検査していないから数字に上がってこないだけであり、疑いのある人全員に検査をすればその数は飛躍的に上がるということも述べました。検査数を絞り込んで感染者には手厚いケアを行うといういわば「日本式新型コロナ対処法」は、日本が“鎖国”するなら効果的であるが、今後はグローバルで対応すべきだ、つまり世界と足並みをそろえるべきだという私見も述べま…

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谷口恭

太融寺町谷口医院院長

たにぐち・やすし 1968年三重県上野市(現・伊賀市)生まれ。91年関西学院大学社会学部卒業。4年間の商社勤務を経た後、大阪市立大学医学部入学。研修医を終了後、タイ国のエイズホスピスで医療ボランティアに従事。同ホスピスでボランティア医師として活躍していた欧米の総合診療医(プライマリ・ケア医)に影響を受け、帰国後大阪市立大学医学部総合診療センターに所属。その後現職。大阪市立大学医学部附属病院総合診療センター非常勤講師、主にタイ国のエイズ孤児やエイズ患者を支援するNPO法人GINA(ジーナ)代表も務める。日本プライマリ・ケア連合学会指導医。日本医師会認定産業医。労働衛生コンサルタント。主な書籍に、「今そこにあるタイのエイズ日本のエイズ」(文芸社)、「偏差値40からの医学部再受験」(エール出版社)、「医学部六年間の真実」(エール出版社)など。太融寺町谷口医院ウェブサイト