ボストン発 ウェルエイジング実践術

新型コロナ 米在住医師が語る「抗体検査」

大西睦子・内科医
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マスクと手袋をして歩く市民=米ニューヨーク市クイーンズ地区で2020年3月29日、隅俊之撮影
マスクと手袋をして歩く市民=米ニューヨーク市クイーンズ地区で2020年3月29日、隅俊之撮影

 私が住んでいるのは米マサチューセッツ州のボストン市です。州公衆衛生局によると、2020年4月21日現在、4万1199人の州民が新型コロナウイルスに感染し、そのうち1961人が死亡しました。

 必要な病床数などを試算しているワシントン大学は、死者が出なくなるのは6月初めで、それまでに3898人もの州民が死亡すると予測しています。

 このような状況において、地元の新聞「ボストン・グローブ」紙によると、ボストン大学、マサチューセッツ工科大学(MIT)やハーバード大学などの教育機関は、9月に始まる新学期も引き続きキャンパスを閉鎖し、オンラインによる講義を継続する可能性を検討しています。ボストンは、教育が街の経済の鍵を握っています。大学の閉鎖が決まると、秋以降も地元のレストランや賃貸アパートなど、無数の事業に影響をもたらします。た…

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大西睦子

内科医

おおにし・むつこ 内科医師、米国ボストン在住、医学博士。東京女子医科大学卒業後、同血液内科入局。国立がんセンター、東京大学医学部付属病院血液・腫瘍内科にて造血幹細胞移植の臨床研究に従事。2007年4月より、ボストンのダナ・ファーバー癌研究所に留学し、ライフスタイルや食生活と病気の発生を疫学的に研究。08年4月から13年12月末まで、ハーバード大学で、肥満や老化などに関する研究に従事。ハーバード大学学部長賞を2度授与。現在、星槎グループ医療・教育未来創生研究所ボストン支部の研究員として、日米共同研究を進めている。著書に、「カロリーゼロにだまされるな――本当は怖い人工甘味料の裏側」(ダイヤモンド社)、「『カロリーゼロ』はかえって太る!」(講談社+α新書)、「健康でいたければ『それ』は食べるな」(朝日新聞出版)。