無難に生きる方法論

急激に悪化する「臓器不全」とは

石蔵文信・大阪大学招へい教授
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 新型コロナウイルスの感染症では8割の方が無症状や軽い症状です。しかし逆に2割以上の方は中程度の症状となり、約5%が重症化するということです。

 軽症とはおそらく一般の風邪のような症状にとどまる場合でしょう。中程度以上というのは呼吸困難が強くなった時だと思います。一般の方でも37.5度以上の発熱が4日以上続いた場合や強い倦怠(けんたい)感や呼吸困難がある時には専門の医療機関に相談した方がよいとされています。

 インフルエンザウイルスも肺炎を引き起こしますが、新型コロナウイルスの場合はかなり長期間によって肺炎が起きることが心配されます。新型コロナウイルスの場合は肺炎を起こすと急激に呼吸困難に陥るとされ、特に喫煙者のリスクが高いようです。このような状態を呼吸不全と呼びます。

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石蔵文信

大阪大学招へい教授

いしくら・ふみのぶ 1955年京都生まれ。三重大学医学部卒業後、国立循環器病センター医師、大阪厚生年金病院内科医長、大阪警察病院循環器科医長、米国メイヨー・クリニック・リサーチフェロー、大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻准教授などを経て、2013年4月から17年3月まで大阪樟蔭女子大学教授、17年4月から大阪大学人間科学研究科未来共創センター招へい教授。循環器内科が専門だが、早くから心療内科の領域も手がけ、特に中高年のメンタルケア、うつ病治療に積極的に取り組む。01年には全国でも先駆けとなる「男性更年期外来」を大阪市内で開設、性機能障害の治療も専門的に行う(眼科イシクラクリニック)。夫の言動への不平や不満がストレスとなって妻の体に不調が生じる状態を「夫源病」と命名し、話題を呼ぶ。また60歳を過ぎて初めて包丁を持つ男性のための「男のええ加減料理」の提唱、自転車をこいで発電しエネルギー源とする可能性を探る「日本原始力発電所協会」の設立など、ジャンルを超えたユニークな活動で知られる。「妻の病気の9割は夫がつくる」「なぜ妻は、夫のやることなすこと気に食わないのか エイリアン妻と共生するための15の戦略」など著書多数。