最近、体重だけでなく体脂肪率や基礎代謝量、筋肉量や筋肉率などの体組成が測定できる機器が増えてきました。体組成計は、どのようなしくみで何が測定できるのでしょうか。また、測定結果は、どのように活用したらよいのでしょうか。
電気抵抗の値で内臓脂肪の割合、骨量も測定
体組成とは、筋肉、骨、脂肪、水分など体を構成する成分のこと。かつては、体重だけで「やせた」「太った」などと判断していましたが、体重だけでなく体脂肪や筋肉、内臓脂肪などの量や割合、骨量なども測定できる機器が普及してきています。
体組成計にのるだけで、なぜ体組成がわかるのか不思議に思う人も多いでしょう。体組成計には、体に安全な微弱電流を流し、電気抵抗の値を測定する「生体電気インピーダンス法」という方法が使われています。足をのせる部分が金属になっているのは、そこを電極として電流を流すためです。
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