健康をつくる栄養学のキホン

新型コロナ禍 「食事と栄養」留意点は?

成田崇信・管理栄養士
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 新型コロナウイルス対策として「免疫力を高める」とされる食品や栄養素が注目されているようです。また、外出自粛や子どもの休校などで食生活の変化が健康に影響するのではという危惧もあります。

 しかし、規則正しい生活、新鮮な野菜や果物、乳製品、免疫に関係するビタミンなど、予防に良いとされる情報があふれており、何が本当なのか、どこまで取り入れたら良いのか判断は難しいでしょう。健康情報やニュース、広告などで取り上げられることの多い食生活上の注意点について、栄養学的見地から評価をしてみたいと思います。

 「感染予防のために免疫力をアップ」というキャッチコピーをさまざまな場所で見かけますが、実際には免疫力というような単純な指標は存在しません。

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成田崇信

管理栄養士

なりた・たかのぶ 1975年東京生まれ。社会福祉法人で管理栄養士の仕事をするかたわら、主にブログ「とらねこ日誌」やSNSなどインターネット上で食と健康関連の情報を発信している。栄養学の妥当な知識に基づく食育書「新装版管理栄養士パパの親子の食育BOOK」(内外出版社)を執筆。共著に「各分野の専門家が伝える子どもを守るために知っておきたいこと」(メタモル出版)、監修として「子どもと野菜をなかよしにする図鑑 すごいぞ! やさいーズ」(オレンジページ)などに携わっている。