現代フランス健康事情

新型コロナ 「一部解除」のパリは今

竹内真里・フランス在住ライター
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外出制限緩和3日目の朝。通行人のマスク姿は見慣れた光景になった=筆者撮影
外出制限緩和3日目の朝。通行人のマスク姿は見慣れた光景になった=筆者撮影

 フランスで3月17日に始まった外出制限が5月11日、一部解除となった。外に出てみると、最近まで続いていた初夏の陽気とはうらはらに、当日午前中の天気は曇り。最高気温は14度、最低気温は5度で北風が吹いて肌寒い。前夜の雷雨と強風のせいもあり、路上には落ち葉や花びらが散乱していた。隣人の生活音以外の音も戻ってきた。午前9時前に始まる工事の音や、窓の外から聞こえる若者のはしゃぐ声で、「ああ今日から解禁だ」と実感する。

 午前10時前、今まで営業停止を余儀なくされていた商店が開店準備を始めていた。眼鏡屋、エステサロン、ネイルサロン、チョコレート屋、靴屋や本屋などのシャッターが上がっている。すでにお客が入っていた美容院は、マスク姿の美容師らが忙しそうに接客していた。

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竹内真里

フランス在住ライター

1978年千葉県生まれ。2000年から2002年までフランス南部マルセイユに滞在。その後、東京や香港でライターとして取材・執筆に従事。2015年に再びフランスへ。現在はリヨン市内でフランス人の夫、娘と暮らしながら現地情報を発信している。