
新生児の16人に1人(2017年、日本産科婦人科学会調査)が、体外受精などの生殖補助医療で生まれる現代、生殖補助医療の助けを借りて子どもを授かることは、決して珍しいことではなくなった。一方で、生命の誕生の一歩である受精が女性の体外で行えるようになって、可能になったのが、第三者からの精子や卵子の提供による出産だ。日本では精子・卵子の第三者からの提供による生殖補助医療はどうなっているのか。「生殖医療の衝撃」(講談社現代新書)などの著書があり、海外の事情にも詳しい埼玉医科大学病院産婦人科教授の石原理さんが解説する。
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