新型コロナウイルスによる感染症(COVID19)による影響が、社会全体に大きな影を落としています。今のところ、日々の感染者発生数は減少の傾向が続き、我々の施設でも少しずつ患者さんが減ってきています。COVID19に対応する医療機関の数も増え、安全な検査方法が広がり、検査を実施するキャパシティーもゆるやかに増えてきました。一方で、社会全体としては、経済活動の落ち込みからくる倒産が増えています(4月の倒産件数758件、前年同月比16.4%増:帝国データバンク)。この不況からいつ回復できるのか、見通しははっきりしません。さらに、今は減っている感染が再び増えてくる「第2波」の心配もあります。ということで今回は、今後どのように「コロナとともに」我々が経済活動を再開し、第2波に備えるかについてです。

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志賀隆

国際医療福祉大医学部救急医学主任教授(同大成田病院救急科部長)

しが・たかし 1975年、埼玉県生まれ。2001年、千葉大学医学部卒業。学生時代より総合診療・救急を志し、米国メイヨー・クリニックでの救急研修を経てハーバード大学マサチューセッツ総合病院で指導医を務めた救急医療のスペシャリスト。東京ベイ・浦安市川医療センター救急科部長などを経て20年6月から国際医療福祉大学医学部救急医学教授、21年4月から主任教授(同大成田病院救急科部長)。安全な救急医療体制の構築、国際競争力を産み出す人材育成、ヘルスリテラシーの向上を重視し、日々活動している。「考えるER」(シービーアール、共著)、「実践 シミュレーション教育」(メディカルサイエンスインターナショナル、監修・共著)、「医師人生は初期研修で決まる!って知ってた?」(メディカルサイエンス)など、救急や医学教育関連の著書・論文多数。