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がん治療に不可欠な「バイオマーカー」とは?

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 同じ種類のがんでもタイプによって薬の効き目や副作用が異なることがわかってきました。がんの薬物療法では、このタイプを知るためのバイオマーカー検査が必須になっています。そもそもバイオマーカーでは、どのようなことがわかるのでしょうか。

 バイオマーカーとは、生体から採取した血液、尿、体液、組織などに含まれる遺伝子やたんぱく質、ペプチドなどを調べることで、病気の特徴や変化、治療に対する反応などを知る客観的な指標のことです。比較的よく知られている腫瘍マーカーも、バイオマーカーの1つといえます。

 現在、がんの薬物治療において、バイオマーカーは欠かせないものになっています。なぜなら、がん研究の進歩により、同じ種類のがんでもタイプが異なると、薬の効果や副作用も異なることが明らかになってきているからです。がん種別のバイオマーカーを調べることで、特定の薬に対する反応や予後の予測ができ、がんのタイプに合う最適の薬や、治療法の選択に役立てることができます。

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