あなたのおくすり手帳

「電話やオンライン」で受診し薬をもらう方法

高垣育・薬剤師ライター
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 病院に行かずに電話やオンラインで診察を受け、自宅で薬を受け取れる制度が広がり始めました。通院での移動や待ち時間などで、新型コロナウイルスに感染するのを防ぐのが目的です。今までは対面で受けてきた医療を、電話やオンラインで受けるにはどうすればよいのでしょう。だれでも受けられるのか、特別な機器は必要か。また、どんな病気でも受けられ、どんな薬でももらえるのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

 オンライン診療は以前、初診の患者にはできないなど、厳しい制限がありました。しかし新型コロナウイルスの感染拡大に伴って必要性を訴える声が高まり、厚生労働省は4月10日に事務連絡を出し、初診の人も電話やオンラインで受診してよいと認めました。たとえば「熱があって風邪っぽい。受診したいけど、もし新型コロナだったらほかの人にうつしてしまうかも……」といった場合に、オンライン診療を活用することで感染拡大を防ぎながら、安心して医師の診察を受けることができます。

 医師がインターネットを通じてオンラインで診療をするか、電話でするか、あるいは両方OKかは医療機関によって違います。必要な機器は、電話での診療ならもちろん電話。オンラインならパソコンやスマホです。細かくは医療機関によって違いますので聞いてみましょう。具体的には、次のような手順になります。

 (1)電話やオンラインで診療をしている医療機関を探す

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高垣育

薬剤師ライター

たかがき・いく 1978年福岡県生まれ。2001年薬剤師免許を取得。調剤薬局、医療専門広告代理店などの勤務を経て、12年にフリーランスライターとして独立。毎週100人ほどの患者と対話する薬剤師とライターのパラレルキャリアを続けている。15年に愛犬のゴールデンレトリバーの介護体験をもとに書いた実用書「犬の介護に役立つ本」(山と渓谷社)を出版。人だけではなく動物の医療、介護、健康に関わる取材・ライティングも行い、さまざまな媒体に寄稿している。17年には国際中医専門員(国際中医師)の認定を受け、漢方への造詣も深い。