医療の本音

新型コロナ 凍結された臨時病院建設計画

松本尚・日本医科大学救急医学 教授
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	幕張メッセ=千葉市美浜区で2020年3月1日、本社ヘリから
幕張メッセ=千葉市美浜区で2020年3月1日、本社ヘリから

 新型コロナウイルス感染症の拡大で、英国では4月初め、ロンドン東部のある展示場に最大4000床まで拡張できる臨時病院を設置しました。その名も「ナイチンゲール病院」。ナイチンゲールは、クリミア戦争(1853~56年)で兵士の多くが病院内の不衛生が原因で亡くなったことを指摘し、防疫の重要性を広く普及させた人物です。新型コロナ対策も、手洗い励行、マスク着用、密集などの「3密」回避という防疫がキーワードです。

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松本尚

日本医科大学救急医学 教授

まつもと・ひさし 1962年生まれ。1987年金沢大医学部卒業。金沢大医学部附属病院 救急部・集中治療部講師、日本医科大救急医学准教授などを経て2014年4月から現職。日本医科大学千葉北総病院救命救急センター長であり、印旛地域救急業務メディカルコントロール協議会会長などを務めている。専門は救急・外傷外科学、救急医学、災害医学、消化器外科学、経営管理学。