現代フランス健康事情

自分らしく振る舞い始めたパリの人々

竹内真里・パリ在住ライター
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パリのオペラ座は6月22日に再開予定=筆者撮影
パリのオペラ座は6月22日に再開予定=筆者撮影

 3月17日から始まったフランスの厳しい外出制限の出口が見えてきた。去る6月2日に第2段階の緩和が実行されてから、パリの街の雰囲気が柔らかくなった。登下校の時間はティーンエージャーのはしゃぎ声がよく聞こえる。複数の乳幼児を預かるベビーシッターらが談笑しながら横一列にベビーカーを押して歩き、公園では井戸端会議をしている。デパートや小売店も営業し、食料品以外の買い物もかなり普通にできるようになってきた。

 歩道やその脇の車両の駐車区域までも最大限に利用して、客席スペースを確保するカフェやレストラン。今まで営業停止を余儀なくされていたのだから、少しでも売り上げを挽回したいところだろう。「隣のテーブルとの間隔は1mとること」なんて言われていたけれど、スペースは限られているし、実際そこまできっちり守る店は少なかった。

 交通量の多い大通り沿いのカフェで、どんなに排ガスが漂っていようと、お構いなし。コーヒーやビールを飲みなが…

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竹内真里

パリ在住ライター

1978年千葉県生まれ。2000年から2002年までフランス南部マルセイユに滞在。その後、東京や香港でライターとして取材・執筆に従事。2015年に再びフランスへ。現在はパリ市内でフランス人の夫、娘と暮らしながら現地情報を発信している。