医療プレミア特集

新型コロナ 1日10万件の検査能力を

医療プレミア編集部
  • 文字
  • 印刷
インタビューに答える田村憲久・元厚生労働相=衆院第1議員会館で2020年6月18日、竹内幹撮影
インタビューに答える田村憲久・元厚生労働相=衆院第1議員会館で2020年6月18日、竹内幹撮影

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言が解除されて1カ月がたつ。経済活動も徐々に再開されてきたが、秋以降には感染拡大の「第2波」が想定される。私たちはどう備えるべきか。今後の検査体制や法整備の考え方について、自民党新型コロナウイルス関連肺炎対策本部長を務める田村憲久・元厚生労働相に聞いた。【聞き手 くらし医療部・中川聡子、横田愛】

――感染拡大の「第2波」に向けた備えが求められています。日本ではPCR検査拡充の遅れが指摘されてきましたが、振り返ってどこに課題があったと考えますか。

 PCR検査については、6月16日現在で最大可能件数は1日約2万8000件に達しており、2月初旬の約1500件から20倍近くに拡充してきました。しかし、世界に比べればまだ劣っています。韓国は中東呼吸器症候群(MARS)、シンガポールや台湾は重症急性呼吸器症候群(SERS)の経験から検査能力を拡充させてきたが、日本はそれを「対岸の火事」としてしまった反省があります。

 2月には集団感染を起…

この記事は有料記事です。

残り2040文字(全文2480文字)

医療プレミア編集部

毎日新聞医療プレミア編集部は、国内外の医師、研究者、ジャーナリストとのネットワークを生かし、日々の生活に役立ち、知的好奇心を刺激する医療・健康情報をお届けします。