実践!感染症講義 -命を救う5分の知識-

新型コロナ この夏にレジャーを楽しむ方法

谷口恭・太融寺町谷口医院院長
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 私が院長を務める太融寺町谷口医院(以下「谷口医院」)は、繁華街とオフィス街が交じり合ったような場所にあるため、日々の人の動きがよく分かります。緊急事態宣言が発令されてからは、それまでの雑踏がうそだったかのように静まり返っていました。ところが5月下旬ごろから少しずつ街は勢いを取り戻し、私の実感としてはすでに9割が以前の日常に戻っています。ビルの1階に位置したカフェやレストランは通りから中の様子をうかがい知ることができます。カウンターにビニールのついたてを置き、お客どうしの接触を避ける工夫をしているところもあれば、入り口にアルコールを置く以外は何の対策も立てていないところもあります。店員はマスクを着用していますが、顧客は飲食を楽しみに来ているわけですから当然マスクなしです。飲食店がにぎわわなければ街は活気を取り戻せず経済の再活性化はない、とする意見もあるでしょうが、個人的にはもう少しゆっくりとしたペースで回復させるべきではないかと思っています。

 とはいえ、もうすぐ夏休みがやってきます。レジャーの季節に「自粛・自粛・自粛」では息が詰まりそうになります。そこで今回は「コロナの夏にレジャーを楽しむ方法」について私見を交えてお話したいと思います。

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谷口恭

太融寺町谷口医院院長

たにぐち・やすし 1968年三重県上野市(現・伊賀市)生まれ。91年関西学院大学社会学部卒業。4年間の商社勤務を経た後、大阪市立大学医学部入学。研修医を終了後、タイ国のエイズホスピスで医療ボランティアに従事。同ホスピスでボランティア医師として活躍していた欧米の総合診療医(プライマリ・ケア医)に影響を受け、帰国後大阪市立大学医学部総合診療センターに所属。その後現職。大阪市立大学医学部附属病院総合診療センター非常勤講師、主にタイ国のエイズ孤児やエイズ患者を支援するNPO法人GINA(ジーナ)代表も務める。日本プライマリ・ケア連合学会指導医。日本医師会認定産業医。労働衛生コンサルタント。主な書籍に、「今そこにあるタイのエイズ日本のエイズ」(文芸社)、「偏差値40からの医学部再受験」(エール出版社)、「医学部六年間の真実」(エール出版社)など。太融寺町谷口医院ウェブサイト