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高血圧が招く「腎硬化症」とは?

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 腎硬化症には、長年の高血圧によって徐々に腎機能が低下する良性腎硬化症と、重症高血圧によって急激に腎機能が低下する悪性腎硬化症があります。なぜ、高血圧が腎臓に影響するのでしょうか?

 腎硬化症は、高血圧の影響で腎臓の血管の動脈硬化が進み、腎機能が低下してしまう病気です。高血圧と腎臓の病気はあまり関係がないように思われがちですが、腎臓の動脈は細いうえ(細動脈)、血液をろ過する糸球体の血管も細動脈から枝分かれした毛細血管なので、太い血管に比べて血流の圧力、すなわち血圧の影響を受けやすいのです。

 動脈硬化によって腎臓の細動脈の内腔が狭くなると、糸球体の血流も低下するため、本来は正常にろ過されて尿と一緒に排泄されるはずの老廃物が血液中に残ってしまいます。血管内腔が狭くなると血流が悪くなり、腎臓は徐々に硬くなって機能が低下します。

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