百寿者に学ぶ バランス健康術!

新型コロナ 第2波への備え 万全に

米井嘉一・同志社大学教授
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横浜港の大黒ふ頭に停泊するクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」=横浜市鶴見区で2020年2月20日、本社ヘリから
横浜港の大黒ふ頭に停泊するクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」=横浜市鶴見区で2020年2月20日、本社ヘリから

 新型コロナ禍と闘い始めて半年が経過しました。現在のところ日本における新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による死者数は諸外国に比べ、低く抑えられております。一体何が奏功したのでしょうか? この疑問については海外からも注目を集めています。私なりに情報を集め、私なりに考えてみました。情報を集めたといってもプロの記者とは異なるので情報源には偏りがあります。

 2020年1月に屋形船での感染者を受け入れた永寿総合病院(東京都台東区)の分院院長、2月にダイヤモンド・プリンセス号での集団発生患者を受け入れた横浜市民病院の副院長は大学の同級生です。お陰様で問題発生当初からさまざまな情報が入ってきました。

 新型コロナ感染者には、いくつかのパターンがあることがわかっていました。「PCR検査でコロナ陽性」といっても、無症状者、味覚異常のある者、感冒様症状(風邪症状)のある者、肺炎を併発している者……といった具合です。日本の医療従事者は、情報が少ない中で対処しなくてはなりませんでした。

 永寿総合病院柳橋分院の米丸亮院長は、呼吸器内科が専門です。新型コロナ肺炎について貴重なお話を伺いました。

 コロナ感染の有無やPCR検査の結果がどうであろうとも、肺炎と診断されれば入院加療が必要と判断され、治療が開始されます。

 肺炎の診断は大きなポイントになります。幸い日本の医療機関には胸部X線撮影装置やコンピューター断層撮影装置(C…

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米井嘉一

同志社大学教授

よねい・よしかず 1958年東京生まれ。慶応義塾大学医学部卒業、同大学大学院医学研究科内科学専攻博士課程修了後、米カリフォルニア大学ロサンゼルス校留学。89年に帰国し、日本鋼管病院(川崎市)内科、人間ドック脳ドック室部長などを歴任。2005年、日本初の抗加齢医学の研究講座、同志社大学アンチエイジングリサーチセンター教授に就任。08年から同大学大学院生命医科学研究科教授を兼任。日本抗加齢医学会理事、日本人間ドック学会評議員。医師として患者さんに「歳ですから仕方がないですね」という言葉を口にしたくない、という思いから、老化のメカニズムとその診断・治療法の研究を始める。現在は抗加齢医学研究の第一人者として、研究活動に従事しながら、研究成果を世界に発信している。最近の研究テーマは老化の危険因子と糖化ストレス。