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妊娠中の運動が「よい母乳」を作る?

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 健康的なライフスタイルに運動は欠かせないが、運動には、母乳中の3'・シアリルラクトース(3SL)と呼ばれる有益な成分を増加させる効果もあることが、マウスとヒトを対象に実施された研究で示唆された。シアリルラクトースは母乳オリゴ糖の一種で、感染防御効果があることが示唆されている。研究グループは「3SLが豊富な母乳を飲んで育った子どもは、成長後も肥満や2型糖尿病、心疾患といった慢性疾患に罹患しにくい状態を維持できる可能性がある」としている。研究結果は「Nature Metabolism」6月29日オンライン版に発表された。

 この研究で、マウスを対象にした研究パートを率いた米オハイオ州立大学ウェクスナー医療センターのKristin Stanford氏は、「われわれが過去に実施した研究から、妊娠中や授乳期に母親が運動することにより子どもの健康が増進することは明らかになっている。それには、母乳が大きな役割を果たしているとするエビデンスもある。われわれの今回の研究は、母乳中の何が子どもの健康に良い影響を与えているのかを明ら…

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