
不妊治療などの際に、甲状腺機能の異常を指摘される20~40代の女性が増えている。甲状腺は、心臓、肝臓、腎臓など全身の臓器に作用して代謝を促し体温を調節するなど、人間が生きていくのに欠かせないホルモンを出す臓器だ。この臓器の異常は女性に多く、甲状腺機能低下症、橋本病、バセドウ病、甲状腺腫瘍などさまざまな病気がある。甲状腺機能低下症と橋本病について、国立成育医療研究センター周産期・母性診療センター母性内科診療部長で甲状腺専門医の荒田尚子さんに聞いた。
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